その魂を我がものにして人々に伝えよう

民謡集団「鯱」

創設から今日までの軌跡

 私たちの先祖はたくましく生きてきました。日照り、凶作、いくさ、様々に襲いかかる生活の敵とたたかいながら・・・。ひたむきに労働にいそしみ、めいっぱい歌い、踊り、太鼓を響かせてきました。そして、私たちに素晴らしい民族の文化を残してくれたのです。大らかで、陽気で、たくましい文化です。それは今、新しい日本の未来を切り拓こうとしている私たちを強く励ましてくれる文化です。

 民謡集団「鯱」は1976年、西播センター合唱団の郷土芸能部として創設されました。それ以来、民族の遺産を受け継ぎ、その魂を我がものにして人々に伝えようと活動を続けてきました。忘れようとしている播磨地方の仕事歌を掘り起こしたり、日本各地の太鼓や踊りを学び伝えたりしています。1986年と88年には姫路市の親善使節としてオーストラリアのアデレードを訪問し、太鼓をたたいてきました。また、太鼓の魅力を広く知ってもらおうと、1988年から太鼓教室を開いています。

 平和に生きたい、今よりも明るい明日を生きたいと願って一生懸命に生きている人々を少しでも励ましたいと、今日も「鯱」は元気一杯に踊り、たたいています。

命名の由来

 姫路の中心にすっくとそびえる姫路城。その美しさと雄大さは他に較べるものがありません。私達の先祖の美意識と科学技術の結晶であるといえましょう。その姫路城の最も高い所から播州平野を見おろしている、それが「鯱」です。

私達の先祖達はあの鯱のように、雄々しく、たくましく、姫路のシンボルのような存在になりたいと願って、自分たちの小さなグループを「民謡集団・鯱」と命名しました。鯱の初出演が姫路の文化の中心拠点である姫路市民会館のこけら落しのセレモニーであったことは、何かの因縁であるかも知れません。



バックナンバー
>>> こちらからご覧頂けます